2015年7月14日火曜日

6月のまんが







感覚ソーダファウンテン1 雁須磨子 講談社

これまた 雁須磨子推しでもあるので無条件で肯定してしまいます

最近、雁先生 よく出てますね 私は、とてもうれしいです

感覚、触感など をテーマにした短編です


ずっとネット上で交流していた遠方の男性の友だち(住所も連絡先も知っている)が

近くにくるので、会わないか?と言われ

会うことができないが、こっそり見に行ってしまう…という話なんて

またその微妙な自意識や繊細さが雁須磨子っぽくて好きです






弟の夫1 田亀源五郎 双葉社

弟の夫。

間違いではありません。

カナダでは同性婚が認められているのです

カナダに渡り結婚して、死んだ双子の弟。

その弟の夫が、家に来たのです

ナチュラルな差別感をまるで、教科書や官庁の冊子のように

わかりやすく描かれています

田亀源五郎さんはゲイアートの巨匠?!で漫画は専門でないので

しょうがないのかもしれません

漫画というよりテキストのようなかんじです


また、主人公の娘の無邪気な疑問もまた教科書っぽい


売れているようです

買ったら三刷でした






A子さんの恋人① 近藤聡乃 エンターブレイン


アメリカに留学前に別れた男と別れていなかったA子。

アメリカでできた新しい彼と元彼(二人とも性格が悪い)

どちらとこれから生きていくのか 右往左往するA子29歳の物語…


NYで考え中のエッセイを読んで すっかり近藤聡乃推しです


なにが良いかって、出てくる人物のほとんどが汚れて汚い(心)ところです!

でも読んでて不快になる意地悪さではないのです

そこがすごくないですか!?

はっ 昨日なに食べた?のジルベールといい、底意地の悪くないいじわるな人が好きなのかもしれません




こうしてみると、新しい本にはあまり手を出していませんね