家族って しまおまほ
しまおまほさんって好きだけど、なんだか苦しい。その苦しさって若くしてライターとして成り立ったことへの嫉妬やら小中時代の日記を公開したりそれを読んで自分の日記を思い出して死にそうになったりする。出来そうで出来ないことばかりやってるのがしまおまほさんだ
祖父島尾敏雄のすけべなかんじがいやらしくなか書かれてたりおばのミホさんのこと、両親のことおしゃれでない時代の豪徳寺のことが書かれている。もちろん子どものことやうっすら伴侶のことなども。なんでも書かれているようで、やはり書く人ってのは何を書くか書かないかを決めている。幼少期のことなどよく覚えているなというほど書かれていて、やはりまほさんってアホそうに魅せる技がすごい。アホはこんなに覚えていないものね。
自由に生きていらように見えたしまおまほさんですら、母からの評価を気にしていたり結婚のことを考えていたり、とにかく名著です
