2012年8月22日水曜日

雨の日も曇りの日も晴れの日も



友だちの結婚式があった。
祝辞を頼まれていて、悩んで他の友だちに相談しながら
書いた。練習しながら、自分のうまい朗読に泣きそうになる。
話しながら、友だちとの十数年を思いだして泣きそうになる。
親族ばかりの中に、わたしたちのテーブルひとつぽつん。
いかに、友だちがいいやつかを相手方の親戚に喋ってやる!
半分は友だちに向けてのメッセージという気概で望む。
友だちの一生に一度のことだから、と思うと緊張してきた。
一礼して笑うと心は緊張しなくなった。身体は緊張してて、少し震えた。
わたしたちのテーブルを見て、にやっと笑って爆弾を投げると、友だちたちはぎゃはっと笑った。
主人公も高砂で笑いをかみ殺していた。笑い上戸なのだ。
ホテルのオレンジのライトがきれいで、2人の思い出はもっと喋れるんだけど、
なんて思いながら、3分30秒。
だって10代の多感な時期から友だちなんだよ、泣きながら喧嘩したり。

祝辞の前のわたしの紹介、ほんとは「文章がうまおもしろくて」って
しようとしたけど、ハードルがあがると思ったからやめたとお礼と共に言われた。
わたしは、わからない。
なんで頭の悪い小学生のようなわたしの字を味があると言ってくれるのか
書いたのみせたことあるのか記憶にないけど、文章をおもしろいと言ってくれるのか。
本人がそう思わない自分の能力を高評価してくれるって信じてくれるって
なんて頼もしいんだろう。世の中に血もつながってないのに、
こんなに自分を信じてくれる人がいることが、うれしい。
どうやってわたしはこんな関係築けたんだろう。
そして、わたしは、自分をもう少し信用してあげないとかわいそうだな。
友だちのことは、自分よりずっと信じてるからいいんだー

結婚式が苦手だけれど、友だちのものっておもしろいんだなあ。あー楽しかった!
参加するのはあと3人だけと決めている。