2012年8月14日火曜日

どこで

少女漫画好きの内澤旬子さんのYomyomのエッセイがおもしろそう。
少女漫画を読んでトキメキを手に入れてきたけど、
最近の少女漫画じゃときめけなくなった。
それは、自分が年をとってしまったせいなのか、
なんて書いてあるらしい。
どうして最近の少女漫画の主人公は自分に自信をなくしてしまったのか
ということにもふれているらしい。
それは、就活じゃないか、とツイッターで言っていた。
たしかに。就活って女子はいろんなものなくしてしまうよね。自信とかも。
すんなり決まった人を除いて。
それをどこかで取り戻して欲しいな。

わたしもその一人だ。なにもうまくできないから、迷子みたいに生きてきてしまった。
しまった、なんて軽く言ってる場合じゃないよ、大変な失陥だ。
ふっと気づくと、わたしは自分の好きなとこ、ちょっとどっかに忘れてないか?という時がある。
やられた、奪われた、と思うが、自分を磨耗させるのは自分しかいない。
自分以外の誰にもわたしを奪うことができないんだ。
気づいたら、心象風景で、崖の上にたってみる。
で、簡単に奪われやがってくそが、取り戻すなにもかもと決意する。
そこは、風が強くて吹き飛ばされそうな海の近くの崖だ。
そして、わたしは、楽しくも息苦しい世界を歩いて行くのだ。



短編五芒星 舞城王太郎 講談社

残念ながら、舞城王太郎を読み解く読書力がわたしにはない。
かろうじて読めているのかも?は熊の場所、くらいだった。
この短編、すごく好み。

堕胎について怒りまくる男、
初恋の人を追いかけるあまりわけのわからない人と付き合う女子高生。
狂っている、なにもかも。