珈琲時間 豊田徹也
この前作が第一作「アンダーカレント」三浦しをん大先生のブログでおすすめされていた。なら、アンダーカレントを選べよって?それは人気がありすぎて、おもしろくない。アンダーカレントは、旦那に失踪された女が、探偵に旦那探しを依頼する話。この深い話をどう説明したらいいのだろう、まるで映画のようなのだ。たしかにCHARAのDUCAが
聴こえた。
そして、珈琲時間も誰かが書いていたのだけれど、イタリア映画のようなのだ。
さらに、今回発売された短編集「ゴーグル」とにかくこれを買いなされ。デビュー作、ゴーグルは、虐待された少女とほぼ無職の話なのだけど、それだけですまないなにかがあるのだ。デビューしてから、10年?話を作ってから15年くらい経っているらしい。たしかに絵も古い気がする。だから、なんなのだ。そんなもの関係ない。人間の心に響くかどうかなんてものにさ、新しいも古いもあるかい。そんなわけで、十数年分の短編集が入っている。作者解説(これがまたよい)に、家族の問題の話が多いとあるが、そういう問題を越えた現代の膿なんていうと、陳腐な言い方だけど、そういったものさえ感じる。
わたしはとくに「とんかつ」が好きだった。昔食べた「とんかつ」の店を探すことと引きかえに情報を与える、という老人の話。欲望はただそれを意味するだけではないのだ。
これだけ最新作と1作目を語っているが珈琲時間をすすめているのは・・・1作、今作は、そこそこ売れるものじゃないかと思うからだ。誰の心にも響きやすい重さだからだ。すすめやすいし、手に取りやすい。ヴィレバンでのPOP展開が見えるようだ。
でも、本棚から見つからなかったから、写真はゴーグル
この前作が第一作「アンダーカレント」三浦しをん大先生のブログでおすすめされていた。なら、アンダーカレントを選べよって?それは人気がありすぎて、おもしろくない。アンダーカレントは、旦那に失踪された女が、探偵に旦那探しを依頼する話。この深い話をどう説明したらいいのだろう、まるで映画のようなのだ。たしかにCHARAのDUCAが
聴こえた。
そして、珈琲時間も誰かが書いていたのだけれど、イタリア映画のようなのだ。
さらに、今回発売された短編集「ゴーグル」とにかくこれを買いなされ。デビュー作、ゴーグルは、虐待された少女とほぼ無職の話なのだけど、それだけですまないなにかがあるのだ。デビューしてから、10年?話を作ってから15年くらい経っているらしい。たしかに絵も古い気がする。だから、なんなのだ。そんなもの関係ない。人間の心に響くかどうかなんてものにさ、新しいも古いもあるかい。そんなわけで、十数年分の短編集が入っている。作者解説(これがまたよい)に、家族の問題の話が多いとあるが、そういう問題を越えた現代の膿なんていうと、陳腐な言い方だけど、そういったものさえ感じる。
わたしはとくに「とんかつ」が好きだった。昔食べた「とんかつ」の店を探すことと引きかえに情報を与える、という老人の話。欲望はただそれを意味するだけではないのだ。
これだけ最新作と1作目を語っているが珈琲時間をすすめているのは・・・1作、今作は、そこそこ売れるものじゃないかと思うからだ。誰の心にも響きやすい重さだからだ。すすめやすいし、手に取りやすい。ヴィレバンでのPOP展開が見えるようだ。
でも、本棚から見つからなかったから、写真はゴーグル