花屋でチューリップを見るようになった。
春が近づいている。
鼻が花粉でむずむずするので、まちがいない。
淡いピンクのチューリップが好きだ。
千円分買って花束にして人に持たせて写真を撮ろうかな
秋から冬はガーベラをみた。
ガーベラを選ぶとあなたみたいな若い人はガーベラが好きね
(5年先の私がみたら、ばかやろう若けえぞ!と言うが、若くはない)
みんなそれを買うと花屋のおばあちゃんが言った。
若くはないですけど、かわいいですもんね、ガーベラ!と言うと
若くてぴかぴかよ、と言った。
打ちひしがれた気持ちで、花を買っていた私に笑顔が戻った。
単純なのだ。ちなみに少し元気のない小さなバラも同じ値段だ。
グーグルマップでのその花屋の評価は、
安いですが、接客態度が悪くくそばばぁです、などと書いてある。
今日買うと根元がビシャビシャのまま、このままでいい?と言われた。
根元が濡れているので、ここだけどうかなりませんか?
と言うと無言でアルミ箔で巻いて渡してきた。
ありがとうございます、と言ったのは私だけだった。
チューリップ二本を200円で買った。