![]() |
説明を追加 |
2人は、しきりに老いにむかっていることを嘆いた。
夜にヒートテックの肌着を着ると朝には加齢臭がついているから、もう着れない、など。
デオコ使えよ!って話じゃない。
(デオコの脇にぬるやつ、臭すぎない?つけてる人いるとオエーっとなる)
それを聞きながら、わたしは傷ついた。
わたしには、野望があるから。まだやりたいことがある。それは、年齢的に許されないかもしれない、でもまだできるかもしれないから、諦められない。
彼女たちじゃなくて、わたしの問題だし。
長年の友は、ミスタードーナツが好きでその近くに住んできたという話を何度か聞いたので福袋が良くない?と話すと、フーンと気のない返事だった。2000円で20個分のドーナツとポケモンの何かがつくのだ。彼女は、三人の男の子の母でもある。物はメルカリで売れば?と言うと、物があるだけで、いやだ!ときつめに言われて、驚いた。たしかにわたしは余計なことを言ったけど、ここまできつく言われることでもないのでは。友は、しょっちゅう、メルカリでの売買の話もしていたから。もうこれに懲りて、友に何かをすすめるような話はやめよう。新興宗教やネズミ講を勧められるくらい嫌だったのかもしれない。なんだか、年々友の性格がキツくなる気がする。毎年少し驚いているような。
年末のしめで落ち込んだ出来事だった。
ふとショーウィンドウにうつる自分を見るとひどく老けて疲れてみえた。