私の黄色い弾丸が死んだ。
もうかさかさの鼻をなでることもできないし
目を三角にして怒られることもない。
半年前から弱ってきてだんだん歩けなくなり
ご飯を食べなくなった。
この子の犬生の前半はよく面倒を見てきたけど
最近は見れていなかった。
その日、3時くらいから眠れなくて起きていた。
4時半ごろもう一度布団に入り、うとうとしていたら
寄り添って黄色い弾丸が寝ていた。
あれ?と思って名前を呼ぶと枕元に慌てておすわりして
悲しそうにこちらを見て消えた。
そして私はまた寝た。
その前の週に散歩したらもうおすわりできなくて
きょうだいは、甘えて座らないだけ、と言ってたが気になった。
朝になり母に電話をするがつながらない。
一時間後、電話がかかってきて開口一番、黄色い弾丸生きてる?
と聞くと泣き崩れた。
明け方、あの子私のところに来たと話しながら私も泣いた。
泣くつもりはないのだが涙が出てきた。
私の頭がおかしいのかもしれない。
でもほんとうに夢枕に立つんだ、ほんとうなんだと
びっくりするやら、意外な忠犬っぷりや義理堅さに泣けてくる
そして寄り添って寝ていたとき、とても幸せそうだった。