平松洋子の野蛮な読書を読んだから。
最近書評本づいてるなあ。
平松さんの読書は、多岐にわたる。
官能小説から、写真集まで。
この本で紹介されてる本は、数十冊に及ぶ。
難点は、章が長くて、集中力のない自分は、倒れそうだった。
長すぎるよう。
田辺聖子が、二十くらいの頃好きで、
特に好きなのは春情蛸の足だった。
この本が紹介されていたのが、うれしい。
とにかく、大阪の食べ物が美味しそうなのだ。
コロ(くじらの皮)とかすき焼き、とかおでんの蛸とか、うどんのおあげサンとか昭和な食べ物。
よだれがだらだら、でてくる。出汁のにおいがする本なのだ。
あと男の人が、フツーのくたびれたオッチャンなんだけど、えろいんだよなア。
田辺センセの手にかかったら、男の人も美味しい食べ物なんだワ
(山田詠美にも言える、そういえば山田詠美は田辺センセのファンだったはず)
女はだいたいつっけんどタイプと懐のふかーいやらしい女の2種だな。
食いしん坊たち!未読ならば、読むといいよ。
ほんで、くじらを食べようず。
そしたら、田辺センセの小説に出てくるやらかい二の腕した女になれるはず。
そういえば、わたしの好きな朝ドラは「芋たこなんきん」で
田辺センセがモデルになったものだけど、あのカモカのおっちゃんが
すっごくタイプなのだ。国村準さんね。
どこかのエッセイでカモカのおっちゃんは聖子サンに言う。
「かわいそにな。ワシは、いつでもアンタの味方やで」
これって、真髄なのではないだろうか。
参っちゃうよ。ごはん、おかわりー!大盛りでー。
女もだけど、男もこれ言われたら、かなわんなってかんじじゃない!?
誰だって、身近なひとには、自分の一番の味方でいて欲しいものだから。
夢違い 恩田陸
恩田先生の本はいつも壮大だ。
恒川光太郎
SF(少し不思議)な話を。
スイートヒアアフター よしもとばなな 幻冬舎
ーある事故でおなかに棒が突き刺さって傷付いた女。
いろいろ失って、見えるものがあったー
優しくするってことが、どういうことなのか
わかってないわたしには、勉強になりました。
スピッツじゃないけど、優しくなりたい。